
ジャイアン(初出時ではカバ田)が空き地で何やら針金を持って歩き回っている。どうやらその針金で地中に埋まっているものを見つけることができるらしい。そんな馬鹿な、とのび太(のび太郎)が笑ったところ、ジャイアンが差し出した新聞が↓です。
針金二本があれば地下に埋まっている物体の位置をぴたりと当てる──信じられないような話だが、武蔵村山市はこれを実際に採用して水道工事に大きな成果をあげている。科学的根拠はまだはっきりしないものの、百発百中で、地下六メートルの物体も探り当てることができ、戦争中の不発爆弾の位置まで確認した。“論より証拠”で、同市役所ではもはやその効果を疑うものはいないほどだという。 「そんな、ばかな話が──と疑う人は、まず現場で見てもらいたい」というのは同市水道課の職員。早速、市内の水道工事現場へ出かけてみると、長さ一メートル足らずのピアノ線をカギ型に折り曲げたものを両手に一本ずつ軽くにぎった作業員が、道路の端をそろりそろりと歩いていた。 同課がいままで試みたところでは、感度が良くて最も精度が高いのは直径約5ミリの鉄線で、二本とも長さ八十センチに切り、これを端から三十センチの位置で直角に折り曲げ、短い部分を胸の上で軽くにぎり、長い部分を水平に前方へ突き出すようにする。 最近の水道管は塩化ビニール製だが、アスファルトの上からもぴたりと位置を当てることができる。ただ上空を電線が通っていると、そちらに引き寄せられて、ききめがない。 埋設鉄管を探知する専門業者に市が針金探知機を見せたところ、あきれかえって帰ってしまったという話だが、水道課員は「必ず科学的根拠があるはず。だれか理論的に正しいことを証明してくれれば、正式の名称をつけて世に送り出し、水道工事の省力化に役立てたい」と大まじめだ。 |
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