タイトル

 

【ぼくの生まれた日】「ドラえもん」て2・F10
待望の赤ちゃんが産まれたと聞いて、病院にかけ込むのび太のパパ。部屋にかけ込むなり、
 パパ 『バアー、おとうさんだよ。大きいなあ!おかあさんそっくり。』
 ママ 『あかちゃんはそっちよ。』
ほんのこれだけですが、同じ様なやりとりが「安産」でされています。
 
【世の中うそだらけ】「ドラえもん」て9・F10
 100円と50円のアイスを買ったのび太。ジャイアンに呼び止められ、50円をもらって50円のアイスを渡す。ところがジャイアンの気が変わって、100円の方にすると言い、50円のアイスを返してもらい、100円のアイスを持って行かれてしまう。
 のび太は50円足りないと言って、ジャイアンに50円を要求するが、ジャイアンが言うには、はじめに50円払って50円のアイスを渡した。あわせて100円のび太に渡して、100円のアイスをもらったからちょうどじゃないか。なるほど、とまんまとのび太はだまされてしまいました。
 これは
「壺算」という噺が元ネタになっています。こちらでは壺の売買ですが、値引きもからんでくるのでのび太とジャイアンのやりとりよりも少々難しい内容になっていますが、本筋は全く同じです。
 
【人間切断機】「ドラえもん」て10・F24
 「テレビ見ながら、おつかいに行けないものかしら。」というわけで、胴体と足を真っ二つにされてしまったのび太。この頃のシュールなドラって本当にいいですね。
 さて、胴と足に分かれたのび太ですが、突然の足の反乱に困り果てますが、ドラえもんのアイデアで水をうんと飲みます。そのためにトイレに行った足ですが、チャックを開けられないため、やむなく胴体のところに戻ってくるというオチ。
 これが元ネタかどうかは定かではないのですが、一応似た噺がありまして、
「胴斬り」というのがそれです。侍に毒づいたため、胴と足を真っ二つに斬られてしまった酔っ払い、特にのび太のように困ったわけでもなく、胴の方は風呂屋の番台として、足はこんにゃく屋でこんにゃくを踏む役として働いていました。そんなある日、友達が足からの胴への伝言を預かります。
 
「あんまり湯茶をたくさん飲むなと言って下さい。どうも小便がちかくなっていけねえ。」
 
【いやなお客の帰し方】「ドラえもん」て11・F15
 のび太のパパの会社の社長がなかなか帰ろうとしない。なんとかして帰そうと、ドラえもんがゴーホーム・オルゴールを出します。これを聞くと家へ帰らずにはいられないという機械ですが、なかなか社長には効かず、ボリュームを思いっきり上げると、ママが実家に帰ります、と言い出してしまいます。
 これは
「嫁の下駄」という噺が元ネタでしょう。なかなか帰らない客に困っていた男が、その客の下駄にお灸をすえると慌てて帰ると聞き、さっそく実行するのですが、間違えて自分の奥さんの下駄にお灸をすえてしまったので、奥さんが実家へ帰ってしまいました、という噺。
 
【ゆうれいの干物】「ドラえもん」て12・F14
 ぼろの空き家を自分の別荘に使っていたのび太、ところがその空き家に借り主ができてしまって、いつまでも空き家にしておく方法として、お化けを出して借りに来た人を脅かそう、とドラえもんに提案しますが、「古いなあ、今時そんなのはやらないよ。」と言われてしまいます。
 この空き家をお化け屋敷にして、借りようとした人を脅かすという噺が
「お化長屋」です。長屋の一軒を物置に使いたいので、借り手がつかないよう、お化けに扮装して脅かそうとしますが、こちらでもその企みは失敗に終わっています。
 
【かがみのない世界】「ドラえもん」て27・F35
 もしもボックスで鏡のない世界にしたのび太。その世界は人間は誰も自分の顔を見たことがない。そこでのび太は鏡を出して見せるのだが…。
 この作品は古典落語の
「松山鏡」を元にしていると思われます。この噺は、両親を無くした親孝行の男に、領主が鏡を与えたことから始まります。男は鏡を見たことがなかったので、鏡に映った自分の姿を見て、亡くなった父親だと思い、大喜び。ある日その男の妻が鏡を見て夫が浮気をしていると勘違い。当然妻も鏡など見たことがなかった。次から次へと鏡を覗く人々が大騒ぎをして……。
 
【死神山】「ドラえもん13・宝さがしごっこセット」
【テケレッツノパー】「ドラえもん37・魔法事典」
【アジャラカモクレン!!】「ドラえもん41・時限バカ弾」
 魔女っ子ノブちゃんの魔法の呪文と、時限バカ弾でママが口走った言葉ですね。これらは「死神」に見られます。借金に苦しむ男が首をくくって死のうとしているところに死神が現れ、「金の儲かる仕事を教えてやろう。医者になって病人の部屋に入り、死神が頭の方にいるか、足の方にいるかを見て、足の方にいたら呪文を唱えれば死神が消えて病人は治る。枕元に座っているのは寿命だからあきらめろ。」と教えた。この時の呪文が「アジャラカモクレン キューライソ テケレッツノパ」だった。
 ただし、この呪文はこの「死神」の時だけに使われるのではなく、落語では呪文の定番として使われているようです。
 また、宝さがしごっこセットが送ってきた暗号「死神山=四二が八=八つ神山」もこの噺から来ています。死神は先ほどの呪文は八人しか使えないと言う。何故かと男が問うと…もう、お分かりですね。
 
【のび太の魔界大冒険】
 大魔王デマオンを倒すため、魔界に乗り込んだドラえもん達。魔界歴程によれば、人魚の歌を聴いてしまうと、小島に引き寄せられ、そこには大怪魔ツノクジラが住むとされています。そこで人魚の歌を聴かないようにと、耳バンを貼ります。
 元ネタと呼ぶべきかどうか迷うところですが、ドラとのび太の会話、
「霧が出てきたよ。」「違うよ、霧が出たんだよ。」の会話は「親子のつんぼ」という噺から来ているのではないかと思われます。
 耳の不自由な親子の会話、
 「せがれや、今挨拶に来たのは、横町の源兵衛さんじゃないかい」
 「違いますよおとっつぁん。あれは横町の源兵衛さんですよ」
 「そうかい、あたしゃまた横町の源兵衛さんかと思った」


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