タイトル

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 [うつつまくら]【C70090502】初出時タイトル「みらいの世界へ帰る」

[初 出]

■X国のスパイにさらわれそうになるのび太
 のび太「ドラえも〜ん。」
 スパイ「めんどうだ。ねむらせろ。」
■拳銃で殴られて気絶するのび太
 ドラ「なんだ、また、もどってきたの。」
 のび太「宿題は……。」
 ドラ「もちろんやってない。」
 のび太「やはり、やらなきゃだめか。」
 ドラ「もちろん。」
 のび太「ヒィ〜〜〜。」
■廊下からこっそり様子を見ているパパ
 パパ「かわいそうで見ていられない。」
 ママ「やはり、てつだうんですか。」
 パパ「こうなっては、しかたがないさ。」
■ママも宿題を手伝い始める
 ママ「これちがうわよ。」
 パパ「ばかな、これでいいんだ。」
■部屋で昼寝を始めるのび太
 ドラ「あれっ、宿題は?」
 のび太「ふたりでやってるから、もう安心さ。」
 ドラ「そんなのないぞ。おい、おきろ。」
■目が覚めるのび太
 ドラ「おきろ。おきろ。」
 のび太「あれっゆめをとりかえるつもりじゃなかっ
     たのに。うまくいってたんだが。」
    「宿題はどうなってるかな。」
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[単行本]

■XX国のスパイにさらわれそうになるのび太
 のび太「ドラえもん!」
 スパイ「めんどうだ。ねむらせろ。」
■拳銃で殴られて気絶するのび太
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■目が覚めるのび太
 ドラ「起きろ。起きろ。」
 のび太「あぶないとこだった。あっ、でも、この
     世界では、宿題はどうなってるかな。」
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[解 説] この作品は描き足しどころか、なぜか初出時から丸々1ページ分がカットされているという、非常に珍しいケースです。単行本では、スパイに気絶させられた夢から目が覚めたことで本当に目が覚めたのび太ですが、初出時にはさらにその間にもう一度夢を見ているのです。それが上に御紹介した、パパとママに宿題をやってもらうシーンです。どうしてこのシーンがカットされてしまったのかは謎です。あまりにのび太がだらしなさ過ぎるからかなぁ…。

 

 [地球製造法]【C73030512】初出時タイトル「地球せいぞうそうち」

[初 出]

■最後のページ
 
ママ「スネ夫さんたちが…。」
 のび太「えーっ、もっと早くくればいいのに」

■地球儀を渡されたスネ夫とジャイアン
 
スネ夫「これをのび太が作った?」
 ジャイアン「ほんとかなあ……」

■のび太、ドラに向かって
 
のび太「ああするよりしかたないだろ。ほんとの
     こといったって、信じてくれるもんか。」

[単行本]

■最後のページ
 
ママ「スネ夫さんたちが…。」
 のび太「ええっ、もっと早くくればいいのに。」
■どろの固まりになった地球を渡されて
 ジャイアン「このねん土ざいくが地球だって?」
 スネ夫「のび太らしいや。あはは。」
 のび太「なんとでもいってくれ。べんかいする気
     にもなれない。」

[解 説] 初出時は爆発した地球の代わりに、のび太はスネ夫達に地球儀を自分が作ったと言ってごまかしています。単行本ではいさぎよく泥の固まりになった地球を渡して少し大人びた言葉を口にしています。描き変え後の方が味もありますし、オチもすっきりしています。

 

 [キャンデーなめて歌手になろう]【E73080813】初出時タイトル「なし」

[初 出]

■テレビに出ることになったジャイアン
 
のび太「はじまるよ。」
 パパ「えっ、ジャイアンくんが、天地真理の声で?」

■テレビに出ているジャイアン
 
司会者「はあい、つぎのかたどうぞ。」
 のび太「がんばれ。」

■ジャイアンの声でドラたち吹っ飛ぶ
■場面変わって空き地
 
のび太「あの放送のおかげで、故しょうしたテレビ
     が、かなりあったとか……。」
 ドラ「早くのみすぎだんだよ。あのキャンデーのき
    きめは、三十分なのに。」
   「ひとこと注意しておかなかったのが、まずか
    った。」
■空き地の木々に隠れるドラたちと涙を浮かべてバッ
 トを持ち、ドラたちを探し回るジャイアン

[単行本]

■テレビに出ることになったジャイアン
 
のび太「はじまるよ。」
 パパ「えっ、ジャイアンくんが、天地真理の声で?
    ゆう勝できるといいがね。」
 ドラ「そりゃまちがいないよ。プロののどで歌うん
    だもの。」
   「まてよ。あのことちゅういしとくのわすれて
    いたぞ!」
 のび太「あのことって?」
 ドラ「クスリのききめが30分しか、もたないこと。
    もし、はやくのみすぎていたら。」
 のび太「あのおそるべきジャイアンのドラ声が電波
     にのって日本じゅうに。」

■テレビに出ているジャイアン
 
司会者「はあい、つぎのかたどうぞ。」
 ドラ・のび太「はたして?」
 ジャイアン「サ、サ、3番!ゴ、ゴ、剛田武!」
 ドラ・のび太「ジャイアンの声だ!」
       「はやく!耳にせんをして!」

■ジャイアンの声でドラたち吹っ飛ぶ
■場面変わって…
 
しずか「あの放送のおかげで故しょうしたテレビ
     が、かなりあったとか。」
 スネ夫「おおぜいの人がたおれて全国の救急車がて
     んてこまいしたとか。」
    「でも、これにこりてジャイアンももうリサ
     イタルはひらかないだろう。」
 しずか「かんかんにおこってるわよ。よくもはじを
     かかせたなって。ドラちゃんたちをみつけ
     たら、ただじゃおかないって。」
 ドラ「くよくよするな。いちおう非常用のキャンデ
    ーは用意してある。」
■ジャイアン登場
 ドラ・のび太「出たあ。」
 のび太「は、はやく!非常用キャンデーを!」
 ドラ「たけし!らんぼうするとしょうちしないよっ
    。」
■逃げ出すジャイアン
 ドラ「ジャイアンのおかあさんの声をとっといてよ
    かった。」

[解 説] 単行本ではドラはクスリの効き目が30分しかないことに気づいていますが、初出時にはきづいていませんでした。オチは初出時はジャイアンから逃げ回っているところで終わってしまっていたのを、もう一ドラマ付け足しています。こちらはキャンデーを使ってオチをつけてるので、まとまり的にもいいでね。初出時の涙目のジャイアンも捨てがたいのですが(^ ^;。

 

 [ダイリガム]【D73100608】初出時タイトル「なし」

[初 出]

■ダイリガムでスネ夫達に仕返しをしようとするのび太
 のび太「ジャイアンのひきょうもの!自分のつみを
     のび太になすりつけてはずかしくないのか。
     
クルクルパーのバカデブめ。」

[単行本]

■ダイリガムでスネ夫達に仕返しをしようとするのび太
 のび太「ジャイアンのひきょうもの!自分のつみを
     のび太になすりつけてはずかしくないのか。
     
からだだけでかくて、頭はからっぽ。」

[解 説] セリフの改変を挙げていたらキリがないのですが、これはインパクトがあったので御紹介してみました。それにしても強烈ですなあ(^ ^;。

 

 [さようなら、ドラえもん]【C74030609】初出時タイトル「みらいの世界へ帰る」

[初 出]

 のび太「ドラえもん!きみが帰ったら、へやが
     ガラーンとしちゃったよ。でも………
     すぐになれると思う。だから心配する
     なよ。ドラえもん!!」

[単行本]

■5ページ目8コマ目    描き足し
■6ページ目1〜3コマ目  描き足し
 
      8コマ目    描き変え
      9コマ目    描き足し
■7ページ目2、3コマ目  描き変え
      6、7コマ目  描き足し
      9コマ目    描き足し 
■8ページ目3〜7コマ目  描き足し
      9コマ目    描き足し
■10ページ目2、3コマ目 描き足し
       5、6コマ目 描き足し
■11ページ目1、2コマ目 描き足し
       3コマ目
 のび太「ドラえもん、きみが帰ったらへやがが
     らんとしちゃったよ。でも……すぐに
     なれると思う。だから………、心配す
     るなよ。ドラえもん。」

[解 説] このコーナーではストーリーに大きな変更がある作品を御紹介するのですが、最も重要な作品の一つとも言える作品ですので、あえて細かな描き足しをピックアップしました。基本的に単行本に収録された方の作品はトレス(藤本先生の絵をアシスタントが上からなぞったもの)で、線が不安定なのはそのためです。逆に単行本収録時に描き足されたものは藤本先生が描き下ろしています。ごらんの通り、かなりのコマが描き足されており、初出時よりも劇的、感動的になっていることが分かりますね。
 ちなみに、単行本収録作品の最後のコマで、のび太の部屋のゴミ箱には「LOVE」と書かれていますが、初出時は「OWARI」と書かれていました。ただし、同じページには「ぼくとのび太くんは『小学四年生』でも活やくするよ。小四4月号でまた会おうね。」と書かれており、この作品が最終回ではないことをすでにバラしちゃっています。

 

 [人間製造機]【F74070811】初出時タイトル「人間製造機」

[初 出]

■人間製造機から出るミュータント
 
ミュータント「ゲシシシシ……。」
■超能力でドラとのび太が浮かび上がる
 
ドラ「はやく。なんとかしなくちゃ。」
■フリダシニモドルを出すドラ
 
ドラ「ふりだしにもどれ。」
■ミュータントが人間製造機に戻る
 ドラ「今から二時間いないにやったことが、みんな
    ちょうけしになるんだ。」
■スネ夫たちのプラモがバラバラになっている
 ドラ「あちこちにめいわくをかけたらしいね。」
 のび太「わるかったなあ。」

[単行本]

■人間製造機から出るミュータント
 
ミュータント「ゲシシシシ……。」
 のび太「わあ、らんぼうするな。ぼくはおまえのお
     やじだぞ。」
    「?だれかなにかいってる。そうか、こいつ
     がテレパシーで話しかけてるんだな。」
 ミュータント「ミルク……モッテ……コイ……。」
■しずか、野比家にやってくる
 しずか「のび太さん、さっきはごめんね。だって、
     あんまりへんなじょうだんいうんだもの。」
■のび太がほ乳びんを持っているのを見て…
 しずか「だれのミルク?」
 のび太「ぼくの赤ちゃん」
■しずちゃんにボロボロにされるのび太
■ミュータントがその様子を見ていて…

 ミュータント「オギャーッ」
■宙に浮くしずか
 のび太「なに?しずちゃんを電気死刑に?ばかなこ
     とやめろ!」
■突然、時間が逆戻りし始め、ミュータントが人間製
 造機に戻る

 ドラ「逆時計で時間を逆もどりさせたんだ。何もか
    も前と同じじょうたいになってる。」
■スネ夫たちのプラモがバラバラになっている
 ドラ「あちこちにめいわくをかけたらしいね。」
 のび太「わるかったなあ。」

[解 説] 初出時はミュータントの恐ろしさはあまり描かれていません。また、しずちゃんとのやり取りも、もう一度持ってくることで面白さも増しています。
 時間の戻し方が「フリダシニモドル」から「逆時計」に変更されています。いまいち理由がわかりません。考えられる理由としては、この「フリダシニモドル」はこれが初登場というわけではありませんが、初めて登場したときの作品が単行本未収録のため、今回のように唐突に登場して道具の説明をするよりは、「逆時計」というストレートなネーミングのものの方が都合が良かったのかもしれません。

 

 [こいこいマークでお中元]【C7406--07】初出時タイトル「お中元ただでもらう」

[初 出]

■工事にやって来た男たち
 「ふろ場をこわしてたてなおすんでしょ。」
 ママ「うちじゃありませんたら!」
■野比家に帰ってきてしまったスネ夫のパパとママ
 スネ夫のパパ「ただいま??」
■マークをはがして帰ってきたドラえもん
 ドラ「やっとはがしたよ。」
 のび太「ものすごいさわぎだったんだぞ。」
 ママ「ちょっと、あんたたち!」
 ドラ・のび太「そらきた、にげろ!」
 ママ「にげてもむだですからね。」
■廊下に貼られた回転のマークの上を回転するママ
 ママ「あら?」
   「もう、おこらないから止めてえ!!」
■部屋のドアからこっそりのぞくドラとのび太
 ドラ「信じていいのかなあ。」

[単行本]

■工事をしにやって来た男が野比家を壊そうとする
 ママ「何をするの!?」
 「ふろ場をこわして建てなおすんでしょ
   骨川さん」
 ママ「うちは野比です!!」
■野比家に帰ってきてしまったスネ夫のパパとママ
 スネ夫のパパ「??ただいま」
■こいこいマークをはがして来たドラえもん
 ドラ「やっとはがし終えた」
■ママにばれ、タケコプターで逃げるドラとのび太
 ドラ「ばれたぞ!逃げろ!!」
■空でグルグル回るだけで、逃げられないドラたち
 のび太「あれれ?」
■地面に回転のこいこいマークを貼ったママ
 ママ「逃げられないわよ
    あきらめて降りていらっしゃい」

[解 説] 初出時ではママが回転し続けるというオチだったのに対して、単行本ではドラとのび太が回転するという、全く逆のオチに描き変えられているという、非常に珍しい例です。最後のページが丸々描き変えられています。

 

 [ネズミとばくだん]【E74100709】初出時タイトル「なし」

[初 出]

 ドラ「ようし!こうなったら……、」
   
原子爆弾を!」
   「フヒーッ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒ。」
 のび太「ねずみこわさに、気がへんになったら
     しい。」
 ママ「ど、どうしましょう。」

[単行本]

 ドラ「ようし!こうなったら……、」
   
地球はかいばくだんを!」
   「フヒーッ、ヒ、ヒ、ヒ、ヒ。」
 のび太「ねずみこわさに、気がへんになったら
     しい。」
 ママ「ど、どうしましょう。」

[解 説] 多くの読者のトラウマともなった(?)、この作品ですが、初出時は「地球破壊爆弾」ではなく、「原子爆弾」でした。さすがにちょっとこれは修正せざるを得ないでしょうねぇ。威力的には完全に「地球破壊爆弾」の方が上でしょうが…。

 

 [人間すごろく]【D75014512】初出時タイトル「なし」

[初 出]

 しずか「ここへ止まったら歌を歌えって。」
 のび太「いいんだ、きみは歌わなくて。」
 スネ夫
「ローラローラローラきみは…。」

[単行本]

 しずか「ここへ止まったら歌を歌えって。」
 のび太「いいんだ、きみは歌わなくて。」
 スネ夫
「音符のように〜〜すれちがってゆくの
     よ…。」

[解 説] 歌などは当時の流行歌が使われがちですので、当然単行本収録時とは時代がズレてしまいます。この作品はてんとう虫コミックスよりも藤子不二雄ランドが先に収録したので、この松田聖子の「天使のウインク」に変更されたのは藤子不二雄ランド収録の時でした。その後ずいぶん経っててんとう虫コミックスに収録された時には「天使のウインク」のままでした。すでに時代遅れなんですけどねぇ、この歌も。それにしても西条秀樹の「傷だらけのローラ」だったんですねぇ。

   

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