タイトル

 壊れたスケジュールどけい  3巻「スケジュールどけい」
 入れられたカードのスケジュールをむりやり守らせるスケジュールどけい。スネ夫の家に隠れたドラえもんを見事に探し当てるなど、かなり精巧にできているようですが、肝心の時計の部分は狂っているようです。
 54ページの最後のコマでのび太は3時30分から見たいテレビがあると言っているのですが、実際にスケジュールどけいがテレビを見せようとしたのはなんとその30分後の4時になっています。
 もっとも、のび太がカードの記入を間違えたという可能性もありますけどね。(こっちの方がありえるかも)
 
 ミチビキエンゼルの怪  3巻「ミチビキエンゼル」
 ドラえもんがたった1本の小さなネジがなくなっても壊れてしまうほどデリケートであることが分かったエピソード、「ミチビキエンゼル」。この道具、一度手にはめたら自分で取ることはできず、ジャイアンもドラえもんたちに助けを求めてきましたが、ジャイアンがのび太から取り上げた時、彼は右手にミチビキエンゼルをはめていました。しかし翌日彼がドラえもんに助けを求めてきた最後のコマでは何と左手にミチビキエンゼルがはめられています。これはいったいどうしたことでしょうか!?
 それ以前にものび太がミチビキエンゼルをしているときも左手につけているはずが、89ページの1コマ目、95ページの5コマ目では右手に移動しているんです。
 
 鏡に映したものは  5巻「鏡の中ののび太」
 子供の頃誰もが一度は欲しいと思った道具の一つに「フエルミラー」も入るのではないでしょうか。鏡に写したものが取り出せるというこの道具、のび太はお金を増やそうとしますが、鏡だからあべこべなお札が出てくるため、断念。ここで、よくそのあべこべのをさらに鏡に写せばいいじゃないか、というつっこみを入れる人がいますが、それはいいっこなしです(^ ^;) 。おそらく今のデジタル機器のように2度繰り返しコピーすることはできなくなっているんじゃないかな、と勝手に思ってます。
 さて、本題です。取り出したものはあべこべになってしまう「フエルミラー」ですが、サッカーボールや、卓球のラケットを増やす分にはいいかもしれませんが、のび太が増やしたものの一つに野球のグローブがあります。いくらなんでもこれは左右反対じゃ使いものにならないですよね。
 さらに細かいつっこみを入れるとですね、このグローブ、コマによって右利き用だったり、左利き用だったりするんですよね(^ ^;)。
 
 引き出しはいつ開いたか?  6巻「さようなら、ドラえもん」
 ドラファンにとっての永遠の名作、「さようなら、ドラえもん」。漫画を見て泣くということはほとんどないのですが、この作品だけは別格ですね。藤本先生は本当の最終回の構想をお持ちだったようですが、先生が亡くなられてしまった今ではこの作品が本当の最終回なんだ、と思うようにしています。単行本未収録の他の2つの最終回はこの作品の前では色褪せてみえてしまいます。
 さて、こういった思い入れゆえに、なるべくならこの作品をこのコーナーでは扱いたくはなかったのですが、心を鬼にして、紹介します。
 ジャイアンに勝って眠りについたのび太を涙しながら見守るドラえもん、次のコマではすでに彼の姿はなく、更に次のページでは引き出しが開いたままになって、ドラえもんが帰ってしまったことを無言で伝えています。って、ちょっと待って下さい。じゃあ、その前の176ページの最後のコマではなぜ引き出しは開いていないのでしょうか。177ページの引き出しはいったいいつ開いたのでしょうか??
 
 西向く士  7巻「帰ってきたドラえもん」
 突然ですが、「西向く士(にしむくさむらい) 」という言葉はご存じでしょうか。これは月の日数を覚えるためのものでして、つまり「に(2月) 」「し(4月)」「む(6月)」「く(9月)」「さむらい(11月)」は、日数が31日ではなく、30日以下ですよ、というわけ。「なんで11月が士(さむらい)」なんだ、と疑問に思われるかもしれませんが、「士」は「十と一」を組み合わせた漢字だから「十一」というわけですね。
 ま、この言葉で覚えてなくても4月は30日というのは常識ですが、その常識を打ち破ってしまったのが、かの名作「帰ってきたドラえもん」です。最初のコマののび太の部屋にかけてある月光仮面のカレンダーをよ〜く見て下さい。なんと31日が書いてあります。ま、この日は4月1日、エープリルフールですから、なんでもあり、ということで。どうせアシスタントのミスでしょうし(^ ^;)。
 
 Cは何の略?  8巻「マッド・ウオッチ」
 「狂時機(マッド・ウオッチ)」は身の周りの時間の進み方を早めたり遅くしたりする機械ですよね。で、逆転スイッチを「S」にすれば遅くなり、「C」にすれば早くなる、と。あれ、ちょっと待って下さい。「S」は「Slow」の頭文字ですよね、じゃあ、「C」って一体何の頭文字??
 う〜ん、どうしても「C」で始まる「早い」という意味の単語が思い浮かばない。で、思いついたのですが、これ「Quick」「Cuick」と間違えたんじゃないでしょうか。「のろのろ、じたばた」の薬は「クイック」と「スロー」でしたし。
 
 しずちゃんの力はのび太の2倍  8巻「グラフはうそつかない」
 こういったミスは数え上げたらきりがないのですが、一応このコーナーの基本ということで。
 「正かくグラフ」でのび太、静香、ジャイアン、スネ夫の力の順序を調べたところ、チーンと音がしたコマではのび太は目盛り3つ、しずちゃんは5つ、ジャイアンは10、スネ夫は7つでした。
 ところが次のページの最初のコマではしずちゃんの目盛りが1つ増えてます。ほんのちょっとしたミスなんですけど、彼らの力関係や頭脳の程度などを知ることができる貴重な資料ですので、敢えて取り上げてみました。
 
 ジャイアンのかあちゃんがジャイアン!  8巻「とう明人間目ぐすり」
 80ページの最後のコマを見て下さい。なんとジャイアンのかあちゃんの顔がジャイアンに!!顔の描き間違いというのは結構藤本先生の作品にはみられるのですが、これはあまりにも強烈なので、紹介してしまいました。
 もともとこの「とう明人間目ぐすり」は「ドラミちゃん」の作品だったため、当然ジャイアンではなくゴリブリことカバ田、そのかあちゃんもゴリブリのかあちゃんだったため、顔が描き変えられたのですが、その時に間違えたようですね。
 ちなみに「ドラえもん」のジャイアンにあたる役柄の「カバ田」というキャラはのび太郎よりも背が低く、そのために描き直すのに苦労された点がそこここに見られます。
 
 春場所9日目の勝敗  11巻「ロボットペーパー」
 のび太の「ドラえもん、紙。」に「あいよ。」とトイレットペーパーをひょうひょうとした顔で渡すドラ。これ、いいですよねぇ。この頃のクールなドラって個人的に大好きです。
 さて、この会話の原因となったのがジャイアン達との紙相撲。力士はノビタ川、シズノ花、ジャイデン、スネオ山ですが、10日間の成績はノビタ川の全敗。ただ、9日目の成績はジャイデンが白星の他は三人とも黒星なんですよ。普通なら白星が2つ、黒星が2つ、ということになると思うのですが。のび太たちの紙相撲は何か特別なルールがあるのでしょうか?
 
 あいあいパラレル  12巻「あいあいパラソル」
 1000作品を越える作品ともなるとその回でしか登場しないキャラは数限りないわけですが、顔が一度も出ないのに、強烈なインパクトをドラファンに与えたと思われるのが、コーシャクこと矢部小路。しずちゃんに「矢部小路さんとお話してると時のたつのをわすれるわ。」とまで言わせしめるほど魅力的な男の子のようです。出木杉のモデル(?)となったキャラでしょうか。
 さて、そのコーシャクに対抗しようとのび太が使ったのが「あいあいパラソル」この傘の下に5分間いれば、向かって左側の人が右側の人を好きになるそうです。
 ところが本編が終わってラストのコマの下、落書きのへのへのもへじがのび太を好きになって手を伸ばしていますが、のび太は向かって左側へのへのもへじが右側にいるんですよね。う〜ん、逆なんだけどなぁ。
 
 滑川くん  13巻「ハロー宇宙人」
 「骨川スネ夫」という名前の由来はやせている人を表す「骨皮筋衛門」から来ていると思われますが、そんなことは関係なしに「骨川スネ夫」という名前はすでに浸透しちゃってますね。
 ところが、「ハロー宇宙人」ではUFO大好き人間円番さんが「滑川くん」と読んでいます。ご丁寧にも「なめかわ」とルビまでふってあるんですね。もちろん最近の版では修正されていますが。
 
 ドラはなぜ読むことができたのか?  14巻「ないしょペン」
 これを使って手紙を書けば、宛名の本人にしか読むことができないという「ないしょペン」。
 ジャイアンとスネ夫の前で壁に悪口を書いている途中、インクが切れてしまい、その直前に書いていた言葉が「ジャイアンとスネ夫」だったために宛名と勘違い(宛名を判断するのはインクなのでしょうか、ペンなのでしょうか)され、二人にばれてしまいました。
 ちょっと気になるのが、これをのび太が書いているとき、ドラえもんはその文章を読んで笑ってることです。宛名の本人ではないのに、ドラはなぜこの文章を読むことができたのでしょうか?やはり赤外線アイのおかげでしょうか。
 
 ジャイアンのセーター  14巻「宇宙人の家?」
 他のキャラより面積が大きいからでしょうか、ジャイアンのシャツやセーターはアシスタントが好き勝手に模様を描いてますね。でも、この作品でのジャイアンのセーターは完全に間違い。最後のページで、次の日になってからのジャイアンは「G」のマークがついたセーターを着ていますが、最後のコマでは昨日着ていたはずのセーターを着せられてしまっています。
 
 ふすまの怪  14巻「夢まくらのおじいさん」
 のび太のおじいさんが登場する数少ない作品の一つ。最初のページで、パパがおじいさんの夢を見たとママに話すシーンでは、廊下から見て左側のふすまが閉まっているのですが、次のページでのび太が部屋に入ろうとしていた時にはなぜか開いているのです。この左側が開いているにも関わらず、のび太は逆の右側から入って、なおかつ出るときには左側から飛び出しています。
 
 ほんと?  15巻「あやとり世界」
 のび太の数少ない特技の一つといえばあやとりですね。しかし、せっかくの特技もみんなに興味を持ってもらえず、のび太はモシモボックスであやとりの世界にしてしまいます。あやとり世界では「プロあや」なる世界タイトルマッチも開かれているようで、今回の話題はその中継をパパとママがテレビで見ようとする場面です。
 180ページの6コマ目、パパが大急ぎで家に帰ってきて、テレビのスイッチを入れてます。続いて7コマ目でママが「ほんと?」、続く8コマ目は「『プロあや』タイトルマッチがあるんだよ。」とパパ。う〜ん、なんか変ですよね。会話が成り立ってません。7コマ目と8コマ目が逆なんじゃない?
 そう、その通り。7コマ目と8コマ目が逆なんですね。どうしてこんなことになったかといいますと、この作品の初出は「テレビくん」1977年4月号の別冊ふろくでした。で、この別冊ふろくの時は1ページが三段構成だったんです。通常小学館の学習雑誌などの「ドラえもん」では1ページ4段構成で、てんコミも4段構成ですよね。ですからこの作品をてんコミに収録する際、描き足し、描き変えがされたわけです。その時の切り張り作業を間違ってこんなことになってしまったわけです。
 
 ドラの寝床  16巻「四次元ポケット」
 壊れたスタンドは停電の時に使う、動かない扇風機は暑くない時に、穴の空いたグラスは何も飲みたくない時に…と、名言を生み出した(?)「四次元ポケット」。
 68ページの3コマ目、ママがのび太の部屋を片づけようと、押入を開けたとたん、がらくたの大雪崩が・・・ってここってドラえもんの寝床じゃなかったでしたっけ?
 
 障子の穴  16巻「ナゲーなげなわ」
 何でも取ってきてくれる「ナゲーなげなわ」。これを手に入れたスネ夫は、ジャイアンに取られたまんがを取り返そうとします。縄はジャイアン宅の2階から忍び込み、1階の部屋に入るのですが、この時廊下側から見た部屋の障子に穴が開いていますね。そして、ジャイアンがまんがを奪われるシーン、部屋から見た障子にも確かに穴は開いているのですが、廊下から見た穴とはなぜか位置が違っているようです。
 
 いいものをかえすよ  16巻「モノモース」
 今回はシンプルな誤字です。のび太が必死に切手を探していますが、ドラえもんはお構いなしに本を読んでます。結局切手はドラえもんのおしりの下にあって、のび太が怒ったので、ドラは「モノモース」を取り出すわけですが、その時に言ったセリフが、「おわびに、いいものをかえすよ。」でした。「かえす」ってどういうこと?「モノモース」はもともとのび太のものだったの?
 当然これは「いいものをかすよ」の間違いですね。くだらない揚げ足取りでした(^ ^;)。
 
 タッチ手ぶくろは軍手か?  17巻「タッチ手ぶくろ」
 「ドラえもん」に登場する道具は登場が一回きりか、タケコプターのように何度も登場するものかに分かれるわけですが、このタッチ手ぶくろは珍しく2回登場する道具ですね。
 で、最初に登場したこの回、70ページの3コマ目のタッチ手ぶくろは右手用なんですが、4コマ目はどうみても左手用です。タッチ手ぶくろは軍手と同じ作りになっているのでしょうか。まあ、未来の道具ですから、軍手みたいなものでなくてもはめようとする方にフィットするようになっているのかもしれませんね。
 
 かたずけラッカー  17巻「かたづけラッカー」
 これをふきつければ、ふきつけられたものが見えなくなってしまう「かたづけラッカー」。ドラえもんのセリフによれば、「かたづけ」なんですが、この道具に書かれている名前は「かたずけラッカー」なんですよ。
 「方を付ける」から来ているわけですから、当然「かたづけラッカー」が正しいわけですが、20世紀でさえ日本語が乱れているなどと言われているくらいですから、未来の世界では「かたずける」というのが正しいことになっているのかもしれません(^ ^;)。それともただの商品名かな?
 と思っていたら、実はこの道具「のび太の宇宙小戦争」でも登場していて、ここでは「かたづけラッカー」になってるんですよ。
 
 ドラはなぜ絵本から抜け出せたのか  19巻「しあわせな人魚姫」
 絵本の世界に入り込むことができる絵本はいりこみぐつ。短編でも2度登場し、「のび太のドラビアンナイト」では物語の原因となった道具でもあります。
 さて、この絵本はいりこみぐつで入った絵本の世界から抜け出すには必ず靴を履いていなければなりません。実際「のび太シンデレラ」と「のび太のドラビアンナイト」では靴をなくしてしまったために絵本の世界から抜け出せなくなっています。
 ところが、この「しあわせな人魚姫」では「人魚姫」のドラがはいた靴は絵本の世界に入り込んだ途端に靴が無くなっています。それなのに「これでいいのだ」なんて言って簡単に絵本の世界から抜け出してしまっています。この靴は他の2つの回とは違うバージョンなのでしょうか。
 
 のび太のシャツの穴の謎  19巻「影とりプロジェクター」
 ドラファンというよりは藤子ファンにとって重要な作品である「影とりプロジェクター」。理由はもちろん「ドラえもん」と「パーマン」との世界をつなぐ2つの作品のうちの一つな訳ですね。
 スーパー星(バード星)へ留学したパーマン一号こと、須羽ミツ夫(ここではミツ夫であることは分かりませんが)を待ち続けていると語る星野スミレのラストは他のドラの作品には見られない不思議な雰囲気が漂っています。
 さて、話題はこのこととは全く関係がなく(^ ^;)ただのくだらないツッコミです。影とりプロジェクターを試すためにママの影をすいとったドラ。ママが洗濯物を干す時に昨日のび太が破ったというシャツの穴を見つけるわけですが、シャツにもろに表から裏へ貫通した穴が空いてるんですよね。こんな破き方するからにはのび太も無事では済まないはずなんですが、日頃から車にはねられたり、鉄骨を頭で受けているだけあって打たれ強くなってしまったんでしょうか。
 
 アクションクイズの間違い  19巻「クイズは地球をめぐる」
 いきなり問題です。東京タワーより高く飛ぶ方法は?答えは皆さんご存じですね。ただ跳ぶだけでいいんです。ジャイアンが考えたポカポカクイズ。他には一体どんなクイズが出されていたんでしょうか。 
 さて、未来のクイズゲームマシン、アクションクイズ。ま、未来の道具を使い慣れている未来人には簡単な問題なのかもしれませんが、20世紀人にはかなり難しい問題ですよね。3問目が正解できず雷に打たれるのび太に向かって言ったドラの言葉、「頭悪いなあ……。」それって厳しくない?
 さて、偶然とはいえ最後の問題でみごと正解したのび太ですが、記念のメダルが飛び出していますよね。このメダルに書かれた文字をよく見てみると「ACTION CUISE」と書かれています。おそらく「アクション クイズ」のつもりなんでしょうが、正しくは「ACTION QUIZ」ですよね。ま、これも先生ではなく、アシスタントの間違いなんでしょうけど(^ ^;)。
 
 あのマークは何?  20巻「プッシュドア」
 91ページのジャイアンのTシャツのあのマーク、あれなんなんでしょうか。まさかとは思うのですが、もしかして「J」のつもり?いや、よく子供は間違えますからねぇ。
 で、「J」だとしたら、何故「J」?まさかとは思うのですが、もしかして「ジャイアン」の「J」のつもり?いや、まさかねぇ正しくは「G」ですから、そんな間違えはしないですよねぇ、アシスタントさん(^ ^;)。
 
 オセロのルール  23巻「勝利をよぶチアガール手ぶくろ」
 皆さんオセロは当然ご存じですよね。8×8マスの盤上に黒白のコマを使い、自分のコマではさまれた相手のコマをひっくり返して自分のコマにすることができ、最終的にコマが多い方が勝ちというものです。
 のび太もこのオセロをしていますが、不思議なのは最初にのび太は黒のコマを置き、スネ夫は白のコマを置いていますが、74ページの8コマ目を見る限り、どちらも相手のコマをひっくり返していないのです。
 のび太たちの間では違うルールなのでしょうか?
 
 うかび玉の失踪  24巻「しずめ玉でスッキリ」
 投げつけられたものが地中に沈んでしまう「しずめ玉」とそれを浮かばせる「うかび玉」。ドラえもんを沈めてしまったのび太が「あとでうかべてあげるからね。」と、88ページの3コマ目でうかび玉を1個部屋に残してますよね。
 しかし、ジャイアンの家が沈んでしまってのび太がドラえもんに助けを求めて部屋に戻ったときは、なぜかうかび玉が見当たらないばかりかのび太自身もうかび玉を部屋に残しておいたことを忘れてしまっています。
 
 六面カメラのミス1  24巻「六面カメラ」
 ラストのオチがクイズになっているという非常に珍しい形態の「六面カメラ」。ではここでもクイズといきましょう。134ページでドラえもんが空き地で撮った犬の写真6枚のうち、実は1枚おかしな写真があるのです。それはどれでしょう?
 お分かりになりましたか?答えは左下の真下から見た写真です。前足と後ろ足が開いている側と閉じている側がこの写真だけ逆になっているんです。隣の真上から見た写真につられてぱっと見ただけでは気づかないのですが、よく考えてみるとこんな風に写るわけがないんですよね。これは藤本先生もお気づきではなかったようです。
 
 六面カメラのミス2  24巻「六面カメラ」
 さて、実はもう一つ「六面カメラ」にはミスがあるのです。それが137ページのジャイアンとスネ夫の写真です。ガラスを割った犯人を問いつめられている彼らは右手を後ろに隠してますよね。もちろんグローブを隠しているわけですが、六面カメラで撮られた背後からの写真だけがなぜか左手を後ろに隠しているのです。
 でもよくよく考えてみるとジャイアンとスネ夫は右利きなのでグローブをするのは左手のはず。ということは写真に写っている姿が正しいのであって、被写体である彼ら自身が間違っていることになってしまいます。う〜ん、謎が多い作品です。
 
 どこがアハハだ?  24巻「ガンファイターのび太」
 のび太の特技の一つ、射撃の腕が見事な活躍を見せた「ガンファイターのび太」。
 西部劇の時代に生まれてたら拳銃王として名を残したかもしれないと言うのび太をドラえもんが「うちあいが始まると、にげるか気絶するか……。」と笑います。それに対してのび太の言葉「なにがアハハだ。」と怒っています。これちょっと変じゃないですか?確かにドラえもんは笑っていますが、「アハハ」という言葉はどこにも見られません。「にげるか気絶するか……。」の後に「アハハ」が来るはずだったのではないでしょうか。藤本先生の会話というかセリフのパターンから考えればそれが普通だと思うのです。ただ、藤子不二雄ランドの方でもドラえもんは「アハハ」と言っていないので、原稿にも書き忘れているという可能性が大ですね。
 
 ジグソーパズル  25巻「のび太のなが〜い家出」
 「あやとり世界」でコマの前後が逆になっている話題を出しましたが、この「のび太のなが〜い家出」の方はもっとすごいです。適当に読んでればそれなりに読めてしまうのですが、10ページと11ページセリフをよく見ると時間が40分と1時間とで逆に進んでいることが分かります。
 結局これも切り張りミスなんですが、本来どういう流れになるかというと、10ページに入ったらまず一番下の段2コマに行って、それから一番上の段へ行き三段目まで続きます。そして11ページに入ったら10ページと同様一番下の段から始まって一番上の段に戻る、こういった順番になります。
 こういった間違いは「四畳半SL旅行」「赤毛のアン子」などにも見られます。
 
 先生になってもやっぱりのび太  27巻「職業テスト腕章」
 いろいろな職業を体験することができる職業テスト腕章。進路に迷っている学生さんは魅力的な道具ではないでしょうか。
 さて、のび太が最初にテストしてみたのが先生。最ものび太にふさわしくない(?)職業ですが、「その仕事につくための勉強はしたことになる」ので、108ページのように分数のかけ算、わり算もちゃんと正解を出しています。ただしっ、やはり先生の資格があるとはいってもやはりのび太はのび太。しっかりミスをしてるんですねぇ。
 のび太が解いた問題の解答の1行目、5/2÷7/3はいいのですが、次の式まで2/5÷7/3になってます。これ、本当は5/2×3/7になるはずですよね。
 
 スネ夫は殴られたのか、蹴られたのか?  28巻「ポカリ=百円」
 ドラえもんのドラやき好きはドラファンならずとも知っている常識中の常識。時には熱心に「ドラやき百科」という一体何が書いてあるのか不思議でしょうがない本を読んでいたこともありますが、それがこの回です。
 話題はそれとは全く関係なく、イシャ料しはらい機なんですが、ドラが決めた慰謝料は、なぐられたら、並が50円、中が100円、上が200円、けとばされたら70円、はりたおされたら120円でした。
 ところが、スネ夫がジャイアンに殴られてもらった慰謝料が70円。なぐられたらもらえる慰謝料は50、100、200円のどれかなのにもらった慰謝料が70円ということは本当はけとばされたのでしょうか。でもスネ夫は頭にこぶを作ってるしなぁ。
 
 あんなこといいな  29巻「空跳ぶうす手じゅうたん」
 「ドラえもんのうた」の歌いだしは当然「こんなこといいな」ですよね。しかしこれを「あんなこといいな」と間違えてる人は本当に多い。なぜ「こんな」より「あんな」の方が定着してしまったのでしょうか。
 で、この間違いはあのしずちゃんまでやってるんですよね。これは当然皆さんお気づきでしょう。「飛ぶ」とか「浮かぶ」とかいう言葉を聞くと飛び上がるという、空飛ぶうす手じゅうたん。しずちゃんがその生地で服を作ってしまったのですが、お風呂に入ろうと服を脱いでいるときに歌っていた歌、これが「ドラえもんのうた」なんですが、見事に「あんなこといいな」で始まっています(^ ^;)。しかも「ふしぎなポッケでかなえてくれる」が「すてきなポッケでかなえてくれる」になってます。
 
 宇宙ターザンの怪獣  31巻「時門で長〜い一日」
 のび太の活躍で放送終了の危機から救われたテレビ番組「宇宙ターザン」。これは16巻収録の作品ですが、本当に久しぶりにこの「時門で長〜い一日」で見ることができます。
 しかし、出てくる怪獣なんですが、どう見てものび太が桃太郎印のきびだんごで馴らした恐竜ではないんですよね。地球上の生物じゃなく宇宙怪獣のような…
 さすがに恐竜だけでは話がもたなくなったのでしょうか。「宇宙ターザン」も人気が復活したからスポンサーがお金をたくさん出してくれるようになったんでしょうね。それにしても、この「宇宙ターザン」は生放送なんですねぇ(^ ^;)。すごいなぁ。
 
 ぎょたくがぎゃく  31巻「海坊主がつれた!」
 のび太はパパのことを酒の他に楽しみもない人といっていますが、そんなことはないですよね。釣りにゴルフに絵画にと、趣味は実に多種にわたっています。もっとも絵画以外は下手の横好きのようですが(^ ^;)。
 さてその下手の横好きの一つ、釣りで友人と勝負することになったパパ。パパを勝たせようとドラえもんが出した道具の一つ、「瞬間魚拓用紙」が今回の話題です。
 「みせかけつり針」で大きくなった金魚の魚拓をとろうと、この用紙に金魚を置いているんですが、その向きはのび太の側に背びれがあるので、金魚の魚拓は顔が右向きにとられるはずなのですが、実際にできた魚拓は左向きになってます。
 
 楽しいけどちょっと気が利かない家  31巻「よい家悪い家」
 プレートを乗せるといろんな感じの家になる「家の感じ変換機」。なんともストレートな名前ですが、この機械のデザインは蚊取りマットのようですが、最近ではこれ見かけないですよね。液体のばかりで。小さい子供はこの道具がどうしてこんな形をしているかということは分からないまま読むことになるんですね。ちょっと複雑(^ ^;)。
 で、楽しい家になったのび太の家ですが、楽しい音楽でおでむかえして、スリッパが自動的に飛び出す…のはいいんですが、自動的に飛び出したスリッパは逆向いちゃってるんですよ。さすがに野比家。おっちょこちょいの性格が家にまでしみついちゃったんでしょうか。
 
 おしゃれな先生  33巻「鏡の中の世界」
 いつものび太を叱っている先生、「ドラえもん」になくてはならない存在ですよね。連載初期の「ああ、好き、好き、好き!」ではボロアパート住まいだった先生も後に結構ちゃんとした家に住めるようになりました。
 さて、その先生ですがこの作品では結構おしゃれ(?)な一面を見せています。64ページの6コマ目、65ページの1、2コマ目では波線模様のスーツと黒いネクタイ姿ですが、65ページ5コマ目、7コマ目では違う模様のスーツとネクタイになっているのです。おしゃれなのはいいんですが、生徒たちの前で着替えたのでしょうか?
 
 しずちゃんのバイオリン  33巻「鏡の中の世界」
 しずちゃんがピアノを習っていることは有名ですが、本人はバイオリンの方が好きなんですよね。下手の横好きなわけですが…。
 さて、しずちゃんは13巻の「もどりライト」や43巻の「へたうまスプレー」でバイオリンを弾いていますが、ちゃんと右手に弓を持って弾いているので右利きなのでしょう。しかし、この回で鏡の世界に入ったしずちゃんはなんと左手に弓を持って弾いているのです。入りこみ鏡で鏡の世界に入った人自身も左右が逆になってしまうのでしょうか。
 ついでにもうひとつ、鏡の世界に入ったのび太達は本屋で立ち読みをしているのですが、文字が逆になっててとても読めないと思うのですが…(^ ^;)。
 
 コベアベ  34巻「『ワ』の字で空をいく」
 コマが入れ替わっていたりするのは藤子作品では割とあると書きましたが、こちらはページそのものが入れ替わっているというものです。このページが入れ替わっているというミス、実は11巻の初版にもあったんです。それが「Yロウ作戦」です。なんと表紙の2ページが入れ替わっているのであからさまに変なんです。
 さて、本題の「『ワ』の字で空をいく」では表紙の次のページ、6ページと7ページが入れ替わってしまっているのですが、適当に流し読んでしまえば気づかない場合もあるんですが、初版をお持ちの方、気づいてましたよね?
 
 31℃−13×3℃=?  34巻「エスキモー・エキス」
 一回「あつい」と言う度に気温が3度涼しく感じられるという「エスキモー・エキス」。調子に乗ったのび太が「あつい」を8回も繰り返したために、気温が7度にまで下がってしまいました。そして、ジャイアンの家でがまん会が始まってからのび太は「自分があついといわなくても、まわりがいえば温度がさがるらしい。」ことに気づくのですが、そうなると話が違ってきます。すでにのび太の家でドラえもんが2回「あつい」と言っているからです。のび太は家を出るときにはすでに気温が1度になっていたということになります。
 次に、7度だと思っていたのび太がジャイアン達の「あつい」という言葉で零下2度になったと思っていることから、9度下がったことになります。つまり3回言ったことになりますね。のび太の心の声ともとれる、「自分があついといわなくても…」の部分か、スネ夫の「あつさ」がカウントされたことになります(藤本先生はスネ夫の方をカウントされたと思うのですが…)。結局のび太の体感温度は零下8度まで下がっていたことになるようです。
 
 サカユメンの入れ物  36巻「サカユメンでいい夢みよう」
 時々のび太やドラえもんといったメインキャラクターが藤本先生の絵ではなくなってしまう、この作品もそうですね。いきなりたかや氏の絵になってしまうのに相当違和感を感じてしまいますよね。
 さて、その前にあった出来事は反対の夢を見ることができる「サカユメン」。この容器は16ページを見ると分かるように、ビンに張り紙がしてあるんですよね。ところが、ページを一枚戻って、表紙を見て下さい。のび太のふとんの横にある容器、当然表紙に描かれているわけですから、これが「サカユメン」なんでしょうが、16ページの容器とはまるで違います。こんなミスもあるんですね。
 
 パスポートのつづり  40巻「おこのみ建国用品いろいろ」
 自分の国を作ることが出来る「おこのみ建国用品いろいろ」。その中に入ってる「パスポート」なんですが、綴りが「PASPORT」となっていますが、本当は「PASSPORT」が正しいですね。まあ、こんな間違いを挙げていたらきりがないのですが、後半の巻にはこういった話題が少ないもので…(^ ^;)。
 
 のび太はママだけの子?  「宇宙完全大百科」[EF900542--]
 どんな小さなことでも載っているという「宇宙完全大百科」。のび太が自分自身のことを調べてみると、野比のび太 野比玉子の長男。勉強もスポーツも苦手…」という答えが出てきたのですが、皆さん疑問に感じられたでしょう。なぜパパの名前が出てこないの?この答えは単純です。ミスなのです。初出では「野比のび助 野比玉子の長男。勉強もスポーツも苦手…」だったのです。それなのに単行本に収録するときに、担当者がよけいな気でも回して「のび太」に変えてしまったというところでしょう。
 
 今月号はコロコロなのか四年生なのか  42巻「断ち物願かけ神社」
 自分の好きなものを断てば願いをかなえてくれる「断ち物願かけ神社」。のび太がどれを断つか迷って書いた好きなもの全てをママがこの機械に入れてしまったため、のび太に不幸が訪れるわけですが、その一つ、漫画が読めなくなってしまうシーンで、はる夫が持っていた雑誌は25ページの5コマ目でははる夫の言うとおり「コロコロ」と書いてあるのですが、6コマ目では「四年生」と書いてあります。はる夫が持っていた雑誌は本当はどちらだったんだろうという疑問が出てきますが、初出でははる夫のセリフも「小学四年生」となっていますので、単行本収録時の変更し忘れのようですね。
 
 パパもやはり間違える  43巻「強〜いイシ」
 のび太の漢字の間違いは「のび犬」などで有名ですが、パパもやはりのび太の父親、漢字の書き間違いをしています。
 118ページの8コマ目、壁に張られた「禁煙」の「煙」の字の「土」の部分が「王」になってますね。「禁煙」という文字が間違っている以上、やめられないのも無理ないですね(^ ^;)。
 
 スポーツ音痴は誰?  「のび太の魔界大冒険」
 「子供の頃僕はのび太でした。」晩年に藤本先生がよく口にされた言葉ですが、僕なんかは「ええ、そんなはずがない」などと思ってしまうんですよね。まあ、のび太のやさしい性格などはそっくりだったのかもしれませんが、先生の通信簿を見る限り頭はかなり良かったようですから。
 しかし、スポーツの方はのび太と同様苦手だったようですね(^ ^;)。時々漫画に出てくるスポーツの描写ってのはどこかぎこちない気がします。バットを逆に持ってたり・・・
 そんな一面が表れたのか、16ページでのび太のグローブが一番最後のコマだけ右手にされてるんですよ。
 
 魔界歴程の解読  「のび太の魔界大冒険」
 大長編ドラの中でも最高傑作と誉れの高い「のび太の魔界大冒険」。確かに連載第1回と最終回を結ぶあの伏線は見事というしかありません。
 さて、その傑作にもちょっと不可解な点があります。神官の秘文字で書かれているというこの書物、美夜子は最後の部分が解読できていない、とのび太に魔界歴程を託しますが、美夜子はドラたちと会話をするために翻訳コンニャクを食べているはずなんですよね。魔界に旅立ってから何度も魔界歴程を開いている美夜子ですが、すんなり読めることに気づかなかったのでしょうか。
 
 マジックドゥーム  「のび太と雲の王国」
 短編の作品とはほとんどリンクしていなかった大長編ドラでしたが、この作品で短編ドラで登場したゲストキャラが続々と登場、はては原作がまだ完結しないうちに映画が公開されてクライマックスにドラに決死のダイブをさせるなど、ファンを驚かせまくった「のび太と雲の王国」。個人的には結構好きな作品です。
 さて物語の出だし、雲の王国を隠すためにドラが出した道具、「マジックドーム」ですが、29ページではちゃんと「(M)AGIC DOME」と書かれているのに、「(M)AGIC DOOM」になっちゃてます。「DOOM」を日本語に訳すと「恐ろしい運命、破滅」などですから、かなりヤバイです(^ ^;)。
 
 「でも…」の後は?  「のび太とブリキの迷宮」
 チャモチャ星の首都、メカポリスに潜水艦で乗り込むことになったジャイアンとスネ夫。107ページの最後で、ジャイアンの「それで町へはどうやって?」という問いにサピオは「潜水艦があるよ。でも…。」というように「でも」で切っています。
 ところが次のコマではジャイアンが「潜水艦!?いっぺんのってみたかった!!」と言うコマになっています。これではサピオが「でも」の後に何を言おうとしたのかが分かりません。
 これも描き足しのために生じた矛盾です。コロコロ連載時には108ページの最初のコマはなかったのです。ですから、サピオは「潜水艦はあるけど、様子を探ってくるだけで、無茶しないでください。」と言いたかったわけです。
 

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