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STUDY22 クジラたちの悲劇
 
セミクジラについて
 体長15〜18m、体重70tほどに成長する。セミクジラ科に属し、ヒゲクジラ亜目の中で、かつて最もたくさん捕獲されたクジラ。19世紀初頭には北極海近辺に大量に生息していたが、脂肪層が50cmにもなるので捕鯨の格好の対象とされ、現在個体数が少なくなっている。
 オキアミが豊富に生息する沿岸海域、ニューファンドランド、アラスカ、アフリカ北西沖のマディラ島周辺、日本、ニュージーランドなどに見られる。冬には赤道方面、夏には高緯度海域を目指して回遊する。

クジラの種類と保護状況

ク ジ ラ 目
ヒゲクジラ亜目
ハクジラ亜目

セミクジラ科

アカボウクジラ科

 セミクジラ 17〜18m、70t 非常に少数 1935全面保護

 アカボウクジラ 6m、3t

 ホッキョククジラ 18m、100t 約1000頭 1935全面保護

 キタトックリクジラ 7〜9m、3〜3.5t

 コセミクジラ 6m、5t

 ヨーロッパオウギハクジラ 5m、1.5t 

コククジラ科

カワイルカ科

 コククジラ 12〜15m、28〜38t 1〜2万頭 1937全面保護

 アマゾンカワイルカ 1.8m、60kg

ナガスクジラ科

イッカク科

 ザトウクジラ 14〜19m、35〜45t 3000頭 1966全面保護

 イッカク 4〜4.7m、1〜1.6t

 ニタリクジラ 12〜14m、12t 2万頭 捕獲規制対象

 シロイルカ 4〜6m、0.4〜1.3t

 ナガスクジラ 21〜25m、35〜45t 7万5千〜10万頭 一部保護

マッコウクジラ科

 シロナガスクジラ 25〜30m、130t 5千頭 1967全面保護

 マッコウクジラ 11〜15m、20〜36t 53万頭 保革規制対象

 ミンククジラ 9〜10m、6〜8t 15〜20万頭 保革規制対象

 コマッコウ 3m、365kg

 イワシクジラ 18〜20m、14〜17t 7万5千〜10万頭 規制対象

シワイルカ科(4種) ネズミイルカ科(6種)
 ゴンドウクジラ科
(6種) マイルカ科(22種)

年 表

年 代

主 な 出 来 事

9世紀頃

スペインの北東部のバスク人がビスケー湾でサルダ(セミクジラ)を捕獲。

15世紀頃

バスク人による遠洋捕鯨が始まる。

1610

バスク人を雇ったイギリスが捕鯨を始める。

1623

スピッツベルゲン島にスメーレンベルゲン捕鯨基地が建設される。

1667

イギリスの港町サザンプトンで、捕鯨船のモリ撃ちザブロックがデフォーによって殺害される。

1670年代

北アメリカのイギリス植民地、ニューイングランドで捕鯨産業が興る。

1712

北アメリカのナンタコッタでマッコウクジラの捕獲が始まる。(本格的な遠洋漁業の開始)

18世紀末

イングランドとスコットランドの捕鯨船団が大西洋を席巻する。

19世紀初頭

大西洋のクジラが少なくなったこと、フランスとの戦争でイギリスの捕鯨の独占が崩れ、アメリカの捕鯨活動が活気づく。

1848

ニューハンプシャーのダートマスで頭部が回転するモリが発明される。

1850年代

アメリカのニューベッドフォードが捕鯨港の中心となるが、次第にアメリカでの捕鯨産業の衰退が始まる。

1863

ノルウェーで捕鯨砲が発明される。

1889

ノルウェー沿岸に最大級の捕鯨基地が建設された。

1912

デフォーが住む時代。一頭のセミクジラも捕れなくなった。
ノルウェーでのクジラ捕獲数が15頭と激減。(1902年には1305頭だった)

1935

セミクジラ、ホッキョククジラの全面保護。

1937

コククジラの全面保護。

1946

国際捕鯨委員会(IWC)の設立。

1951

日本がIWCに加盟する。

1966

ザトウクジラの全面保護。

1967

シロナガスクジラの全面保護。

1972

国連人間環境会議でモラトリアム(捕鯨一時停止)採択されるがIWCは否決。

1973

カナダ・バハマが捕獲中止。

1976

ナガスクジラの全面保護。

1981

「T・P隊員の犯罪」が描かれる。マッコウクジラの全面保護。

1982

商業捕鯨禁止措置(モラトリアム)の採択。

1988

日本が商業捕鯨を中止する。

 

 


 

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