★……さあ、何を書こう……★
オバQがオバケだったからな。こんどは、ふつうの子どもを主人公にしよう。
でも、ただふつうじゃつまらない。ふつうのスーパーマンが書けないものかな?学校へかよったり、いたずらしたり、ママにしかられたりするような……。
そして、スーパーマンでないときは、平凡な少年にしよう。しかし、スーパーマンになっている間のその子の生活をどうする?
学校は休めない。宿題もさぼれない。これじゃあ、身がわりがいるな。そうだ、ロボットがいいや。それも、からだかたちが、そっくりのロボットだ。
これでスーパーマンの子どもは、完全な二重生活ができるわけだ。
★……能力はどうしよう……★
まず、怪力だ。空も飛べる。テレパシー、念力、透視術、忍術が使える。弾丸もはねかえす。天才的な頭脳のもちぬし。巨人にもなれる。何にでもばけられるし、口から火をはく。木の葉をお金にかえられる……ぐらいでどうかな。
あんまり超人にしちゃってもつまらない。
スーパーマンまでいかせないほうがいい。スーをとって、せいぜいパーマンあたりがよさそうだ。空をとべて力が強い。これだけでやってみよう。
服装も特別なのではなくて、ふだん着のままがいい。これに、マスクとマントとバッジをつけさせた。
★……どう発展させようかな……★
この題材は、SFアクションまんがにもなる。そうだ、ちょっと変わった生活まんがにもなるぞ。さあて、どっちにしようかな。
アクションにてっていすれば、いろいろ痛快な場面が書けそうだ。でも、それでは身近かなスーパーマンという最初のねらいから、それてしまう。生活まんがにすると超能力の使い道に困る。日常生活で、怪力や飛行能力が必要な事件はあんまりない。よし、両方ゴチャマゼで、なんとかやってみよう。
★……マスクは?……★
マスクは重要だ。あまりかっこよくなりすぎては、作品のイメージに合わない。
そうかといって、あいきょうがありすぎてもこまる。昔のスーパーマンのイメージも少しは残したい。
表情も出なくちゃいかん。こんな条件にピッタリのマスクにやっときまったのは、すでに連載がはじまって二回め(新年号)だった。われながらみっともない!
長編まんがのアイデアをたてるときは、将来どうなるか見とおしをたてておかないととちゅうでダウンするよ。